「先生」の定義

「先生」という言葉について考えた|日刊AM科学

映像分析を初めとする動作分析では、主にリハビリテーションとスポーツ分野へお伺いします。

そこでよく感じることを書いてみます。

 

本当の意味での「先生」って・・・

リハビリテーションを行うのはPTやOTですが、
弊社が主にお話をするのはPTと呼ばれる理学療法士(以下「PT」と記載します)の方々です。

理学療法士の方々も「先生」と呼ばれます。

しかし…

本当の意味での「先生」って何人いるのでしょうか。

ここで考えてみましょう。

「先生」ってどうなれば先生と呼ばれるのでしょうか。

 

ちなみに、辞書では

1 学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。
2 教師・師匠・医師・代議士など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう語。呼びかけるときなどに代名詞的に、また人名に付けて敬称としても用いる

3 親しみやからかいの意を含めて他人をよぶこと。
4 自分より先に生まれた人。年長者。

(goo国語辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/ より)

と記載していました。なるほど…。

 

立場上は「先生」だが、本当に先生なのか…

「先生」という言葉について考えた|日刊AM科学

ここで、私が思うに、2番で「敬って」とあります。

立場上「先生」と呼ばれていますが、どれだけのPTが”敬われて”「先生」と呼ばれているのでしょうか。

 

私が考える「先生」とは

困っている・悩んでいる人へ

原因を明示して

解決を図る

人のことだと思います。

 

例えば、

お医者さんの場合だと、
手が痛いと来た患者さんへ
レントゲンを撮って、
診察をして治療する
という流れですよね。

他にも先生と呼ばれる職業では、弁護士さんが浮かびますが
いざこざでもめていると相談に来た方へ
状況・証拠を集めて法律と照らし合わせて
相手に法的な手続きを行う
なんて流れになりますよね。

上記①~③の流れをしっかりと行うことで、先生と呼ばれる方々は感謝され、報酬もいただく訳です。

ここでですよ、上記お医者さんの場合で
手が痛いと来た患者さんへ
見ただけで
骨が折れてますよ、とギブスをはめる
なんて治療をしたらどうでしょうか。

患者さんは信じるかも知れません。が、内心では

「本当にそうなの?折れてる?」

とか、

「もっとちゃんと見て欲しいなぁ」

なんて懐疑心が生まれてると思うのです。

 

何が言いたいのかと言いますと…

②の「示す」ことが大切なんだと思います。

「示す」=「わかりやすく見せる」

ことではないでしょうか。

わかりやすく見せることで、相手は納得して、安心と信頼が生まれます。

そして、③解決を図ってもらった結果、感謝しお金を払う、となるのです。

報酬をいただいていることを忘れないで欲しいです。

 

この「示す」ことが最もできていないのがリハビリテーションの現場だと思うことが多々あります。

「先生」と呼ばれる「理学療法士」の方々の多くは

「治っている」

と判断したまま、患者さんにわかりやすく見せることをしないことが多いです。

理学療法士はプロなのですから、治っている、など見てわかるのは当然です。

しかし、患者さんには「良くなってますよ~」なんて伝えるのみで、具体的に「ここがこんな風によくなりましたよ」なんて説明している理学療法士はどれほどいるのでしょうか。

「それは時間がないからできないんだ」

なんて声が聞こえてきそうです。

 

「時間がない」「忙しい」は無能を晒しているだけ

「時間がないから…」

「忙しいから…」

という理由を言う人います。

それは、時間を作りきれない、仕事を捌けていない、の裏返しだと思います。

もっともっと忙しくしながらも、しっかりと、さらに多くの仕事をこなしている人がいることを心に留めて欲しいものです。

報酬をもらっているプロとしては失格だと考えます。

だから、保険診療の点数が下がっていったりと、PTとしての立場が弱くなっているような風潮になるのではと思います。

患者さんは次から次に来るし、病院勤めだから毎月給与が入ってくる、なんて甘い考えも根底にはあるのではないでしょうか。

 

先生と呼ばれることに責任を持って欲しい

患者さんは現状からの回復の救いを求めて病院へ通います。

自分が見て治っているから大丈夫

なんて高慢な考えを止め、患者さんが納得できるわかりやすい説明を果たして「先生」としての責任を果たして欲しいと切に願うこの頃でした。