人体熱モデルへの適用を目指した湿度変化に伴う発汗計測

人体熱モ デルへの適用を目指した湿度変化に伴う発汗計測

発汗計測に関する文献の紹介をさせていただきます(*・∀・*)

当社も常に勉強中なので、このように文献の紹介をしながら、一緒に学んでいければと思います(`・ω・´)ゞ

 

人体熱モデルへの適用を目指した湿度変化に伴う発汗計測

要旨 : 湿度変化に対する発汗応答の把握および既存の温熱快適指標の精度検証を目的とした被験者実験を行った。
 異なる湿度環境下において2種類の運動強度における発汗特性および潜熱損失量に着目した。結果として、湿度上昇に伴い発汗量が増加する、運動強度が上がると身体四肢部の発汗量が増加す る、ということが分かった。また、高湿度環境下において心理申告で得られた温熱的不快感と人 体熱負荷量の不一致により、発汗蒸発に伴う潜熱損失量算出式の改良を要することが示唆された。
 キーワード : 高湿度環境、発汗量、潜熱損失、部位差、心理応答
 勝田 駿平、島崎 康弘、野津 滋
(引用:http://ci.nii.ac.jp/els/110010011498.pdf?id=ART0010575660&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1462073122&cp=)

 

運動性発汗に関する文献でした。

発汗計により局所発汗量と発汗のタイミングを計測し、発汗量は皮膚表面とセンサ内の湿度差を水分量に換算して求めています。

この実験の結論として
1)運動強度が上がると、両湿度環境下とも発汗量と平均皮膚温が増加。特に高湿度環境下では、発汗蒸発による放熱が抑制され平均皮膚温の増加が顕著にみられた。

2)湿度および運動強度が上がると、温冷感が増加し、快適感が減少した。そのことより温熱的不快感が高くなることが示された。しかし、歩行開始時のみ立位安静時よりも温熱的不快感が低かった。

3)発汗の部位差として、運動強度があがると前額、腹といった躯幹部よりも上腕、手甲、下腿、足甲といった四肢部の発汗量が著しく増加した。

4)運動強度が上がると、潜熱損失量は増加したが、湿度の違いによる変動はみられなかった。

とありました。

湿度があがると、蒸発量が減りますからね。
汗が蒸発せずに皮膚に残るのでベトベト感と、蒸発による放散熱が出ないので、皮膚温は上がることは確かに容易に想像がつきました。

運動性発汗を計測する際には、③の結果から、上腕や手の甲で発汗計測をするといいのかも知れないですね!
 

当社のマイクロ発汗計で簡易に発汗計測ができますので、是非一度お試しください。